2014年11月7日(金)、東京都千代田区大手町のみずほ銀行大手町本部ビルにて、ホー・ヴァン・ニエン副委員長率いるバリアブンタウ省一行が、みずほ銀行主催『みずほベトナムセミナー~南部回廊の東の入り口バリアブンタウ省とベトナム企業への出資~』にて講演、及び、プレゼンテーションを実施致しました。
同セミナーには、ベトナム側よりバリアブンタウ省人民委員会ホー・ヴァン・ニエン副委員長、並びに、バリアブンタウ省計画投資局グエン・フォック・レー局長、バリアブンタウ省工業団地管理委員会グエン・アン・チエット委員長、ベトコムバンク・阿部副頭取、ベトナム政府系ファンドSCIC・ダオ氏などがご出席されました。また、ベトナム側からのご講演に加え、日本側からは日本貿易振興機構(JETRO)ホーチミン事務所・安栖所長、みずほ銀行ハノイ支店・加藤支店長、ホーチミン支店・大橋支店長などがご講演され、同会場は、140名を超える投資家の皆様で賑わいました。
JETROホーチミン・安栖所長は「ベトナム南部は市場経済の経験が長く、消費を好む気質をもつ市場を形成している。ホーチミンは、ASEANのほぼ中心に位置し、陸路は南部経済回廊の出発点であり、海路はホーチミンやバリアブンタウの大規模港湾を有し、ベトナム南部がASEAN物流のハブとなる可能性がある」と、南部ベトナムの発展可能性について述べました。
また、みずほ銀行ハノイ・加藤支店長は、2015年のASEAN経済共同体の発足に言及し、「ASEAN域内の地産地消の加速化に伴い、ベトナムは日系企業の機能移転先として需要な位置づけとなる」と述べ、同行ホーチミン・大橋支店長は、「南部経済回廊はボトルネックとなっていたネアックルン橋が来年3月に完成するのを受け、アクセスが飛躍的に改善されるだろう」と、南部経済回廊の成長可能性について触れました。
この度のセミナーを契機として、バリア・ブンタウ省は、ベトナム最大の港湾カイメップ・チーバイ深水港や、裾野産業育成に向けた日系企業専用特別工業団地、石油化学や化成品、鉄鋼業などの素材産業の集積等の魅力を打ち出し、日系企業の進出候補地として今後も注目されていくものと期待しております。