2018年2月24日、バリアブンタウ省において、グエン・スアン・フック首相は南部石油化学コンプレックスプロジェクト着工にあたり、挨拶を行いました。
着工式には、ベトナム中央政府事務局マイ・ティエン・ズン局長、天然資源環境省チャン・ホン・ハ氏、在ベトナム・タイ大使館Manopchai Vonghakdi氏、バリアブンタウ省共産党グエン・ホン・リン党書記、バリアブンタウ省人民委員会代表、商工省代表、建設省代表や科学技術省の代表などが出席しました。
ベトナム石油ガスグループからは、評議会チャン・シ・タン会長、ヴー・チュオン・ソン社長が出席しました。
事業着工式
SCG社のCEOであり、プロジェクトオーナー兼会長のRoongote Rangsiyopash様は、今ベトナム経済は著しい成長を遂げており、本プロジェクトは、石油化学製品の競争基準を向上させるだけでなく、バリューチェーン内の関連産業への長期投資を促進し、将来的に石油化学製品の輸入の需要を減少させるであろうと述べました。
また、Roongote Rangsiyopash様は、南部石油化学コンプレックスプロジェクトの事業活動が、長期的には国際安全基準、環境へのコンプライアンス、地域社会と共存した持続可能な開発基準を厳守することを約束しました。
グエン・スアン・フック首相は、プロジェクトの着工に際し、地元住民や投資家に感謝を述べ、地元住民はプロジェクトの敷地を確保するため、地域からの移転政策に理解を示しています。 「プロジェクトは長年にわたって準備を進め、投資家のSCGとPetrovietnamは詳細な議論を重ね、多くの課題と困難を克服してきた。 政府、地方自治体とともに投資計画に同意し、政府を代表してプロジェクトの開始を宣言する」と発表しました。
Nguyen Xuan Phuc首相は発表
グエン・スアン・フック首相は、投資家はプロジェクトの進める際、建設プロセスに先端の科学技術用いて安全に運営するように求めました。 同時に、自然環境と社会環境を保護し、 持続可能で長期的な開発を可能にするための天然林を再生することが必要です。本プロジェクトの規模はこれまでになく大規模であり、従事する労働者の数が非常に多いため、投資家、関連企業は建設投資及び労働安全と労働保護に関する規則を厳守し、労働者の健康と生活に悪い影響を与える案件を回避する必要があります。
省政府は、本プロジェクトにより立ち退きを強いられる住民のために長期的な住居を確保必要があり、雇用創出、人材育成を通じて、住民の本プロジェクトに対する理解を得ることが必要です。同時に、人々は本プロジェクトを理解し、順調に進めていくために、条件を整えていくことも重要です。
SCGのトップ及びPetrovietnam
首相は、「プロジェクトの成功が私たちの成功であることを理解しなければならない」と強調した。 首相は、各省庁、支部、バリア・ブンタウ省、ペトロベトナム社に対し、プロジェクトを成功させるために、環境を整えるように指示しました。 経済的な意味に加えて、ベトナムとタイは緊密で友好的な関係を持つ戦略的パートナーであるため、このプロジェクトは政治的にも非常に重要な意味を持ちます。
本プロジェクトは、化学石油精製会社(タイのSCG GroupとPetrovietnamの合弁会社)によって、生産用の約464haと港湾用の194haの土地に対して投資されており、総投資資本は37億7000万ドルとなっており、将来的に54億ドルに増加する見込みです。
Nguyen Xuan Phuc首相及び各代表の記念撮影中
本プロジェクトは、1年当たり最大160万トンのオレフィン生産能力を持つベトナムで最初の石油化学コンプレックスプラントで、200万トン/年以上のポリエチレン、ポリプロピレンやその他の製品などのプラスチック産業に欠かせない材料を含むさまざまな石油化学製品が生産可能となっており、現在輸入されているポリオレフィン製品に代替することができます。このプロジェクトには、深海港を含む石油化学生産コンプレックス施設以外の他のインフラも含まれています。
建設期間は5年となっており、2022年に完成し操業が開始される予定です。本プロジェクトは、建設中に約2万人の労働者の雇用を創出することになります。
出版:バリアブンタウ省商工局