The Foreign Investment Agency (FIA)のレポートにより、2018年の国別直接投資状況について、各指標は次のとおりです。投資実行額は9.1%増加;登録投資額は1.2%減少、その内新規登録投資額は15.5%減少;新規プロジェトは17.6%の増加;外資の輸出額は13.6%の増加(天然ガス・石油産業を含まない);外資の輸入額は11.6%の増加。
ベトナム全体における投資登録証明書の発行状況
1. 2018年、外国投資家は18の分野に投資し、その内、加工業及び製造業への投資額が最も多く、総登録資本額の46.7%を占めます。不動産業への投資額が次に多くなっており、総登録資本額の18.6%を占めます。卸売業および小売業が続き、総登録資本額の10.3%を占めます。
2. 2018年、ベトナム全体で112の国からの投資案件がありました。日本は総資本額の24.2%をしめて第1位となり、第2位の韓国は総資本額の20.3%、シンガポールが総資本の14.2%で第3位となりました。
3. 2018年、外国投資家は59の特別市・省、その内ハノイ市への総登録資本額が75億USDで第1位となっており、全体の登録資本額の21.2%を占めました。ホーチミン市は第2位となり、総登録資本額は59億USD、全体の登録資本額の16.7%、ハイフォン市が第3位となり、総登録資本額は31億USD、全体の登録資本額の8.7%となりました。
特に、バリアブンタウ省は、海外直接投資額で全国第5位となり、特にポリプロピレン(PP)生産プラントプロジェクト、液化石油ガス(LPG)の地下貯蔵プラントなどの大規模プロジェクトが投資額を牽引し、2018年5月30日にHYOSUNG CORPORATION(韓国)に対し、総登録資本額約12億USDで投資登録証明書が付与されました。
また、海外投資庁(FIA)の報告によると、2018年12月20日までのベトナム全国において累計27,353のプロジェクトがあり、総登録資本額は3401億USDとなりました。海外直接投資プロジェクトの累計実行資本額は1914億USDと推定されており、総有効登録資本額の56.2%となっています。これまで外国投資家は、国内で21に分類されている産業カテゴリのうち、19の分野で投資が実行されました。その内、加工業と製造業が最も高い割合を占め、総資本額の57.4%となっています。不動産業は総投資額の17%を占め、電気・ガス・水のインフラ事業は総資本の6.7%を占めています。これまで130の国から有効な投資プロジェクトが実行されており、その内韓国が最も多く、総投資資本額の18.3%。日本は総登録資本額の16.7%で第2位となっており、シンガポール、台湾、イギリス領ヴァージニア諸島、香港が続いています。
ベトナムの海外投資について
2018年、新しく149のプロジェクトが海外で投資登録証を与えられ、総投資資本額は3億7,610万USDとなり、過去の累計投資額は4億3,210万USDとなりました。
2018年、銀行と金融分野はベトナムの投資を海外に導き、新規登録総資本額は1億570万USDで、投資額全体の24.4%を占めました。 卸売業および小売業が8,290万USDで第2位とあり、総投資額の19.1%となりました。 農林水産業が5,230万USDで第3位となり、総投資額の12.1%となりました。
2018年、ベトナムは38の国に投資しました。 その中で、ラオスが8,150万USDで最も多い投資先となり、総投資額の18.8%を占めました。 続いて、オーストラリアが5,550万USDで第2位となり、投資総額の12.8%、 米国が総投資額5,290万ドルで3位となり、総投資額の12.2%を占めました。 それにカンボジア、スロバキア、キューバが続いています。
計画投資省のThe Foreign Investment Agency (FIA)の調査報告書に基づく